食べ合わせの「良い、悪い」はあるの?

さすがに今はなくなりましたが、昭和20~30年頃のカレンーダーには、食べ合わせが悪い食べ物が絵付きで載っておりました。

例えば、ウナギと梅干、天ぷらとスイカ、天ぷらとかき氷などです。

しかし、これらは、いずれも栄養学的な根拠はないそうです。

では、なぜ、こうしたことが言われていたのでしょうか。

昭和20年代、30年代と言えば、まだまだ、終戦直後の食料難の記憶が鮮明で、「食べ物を粗末にしてはいけない」とか「そんな贅沢なものを食べて」などと親から叱られ、学校の遠足でも、弁当には贅沢な食べ物は入れないよう規制されている時代でしたから、贅沢や食べすぎを戒める意味もあったのでしょう。

また、食中毒の予防の意味があったとも言われています。

例えば、ウナギは当時でも高価なもので、滅多に食べることはありませんでしたので、食べること自体が贅沢なことでしたが、これに、梅干しを同時に食べるとさらに食がすすむので、それを戒めるためであったのかもしれません。

この他にも、鉄分の多い食品とお茶の組み合わせは鉄の吸収率が下がるので良くない。焼き魚と漬物は、発ガン性物質が合成されるので避けた方が良いなどと言われておりますが、これも程度の問題で、日常の食事で食べる量であれば問題はないようです。

このように、食べ合わせが悪い食べ物はありませんが、同時に、食べ合わせの良い食べ物も特にないようです。

しかし、刺身にワサビ、焼き魚に大根おろし、寿司にガリなどは、消化を良くしたり食中毒を防ぐためには必要な組み合わせですし、ハンバーグとサラダなど、同時に食べると美味しく感じ、味のバランスや栄養バランスを整えるためには良い組み合わせです。

やはり、美味しく、かつ健康によい食べ物の組み合わせは、主食、主菜、副菜がバランス良く整っていることが基本なのでしょう。

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