高齢者が食べやすい食事づくりのポイント

高齢になると、噛む力や飲み込む力は弱くなり、消化吸収能力の低下や味覚なども衰えるため、食欲不振になりがちです。

繊維が多いもの(ゴボウ)、パサパサしたもの(パン)、口に張り付くもの(海苔)、「むせやすいもの(レモン)、液体と固体が混ざっているもの(お茶漬け)などは高齢者にとって食べにくいものになります。

このため、軟らかくミンチ状にする、口の中でまとまりやすくする、トロミのある「おかゆ状」やツルンとした「ゼリー状」にすると高齢者でも食べやすくなります。

こうした状態にするためには、様々な工夫を行って調理する必要があります。

ジャガイモなどの硬いものは「すりおろし」す、繊維が多い野菜は隠し包丁を入れて「軟らかく」なるまで煮る。

また、肉や魚介といった繊維や筋が多いものは「切る」「叩く」、あるいは「すり身」にして「つみれ」などにする。

卵・ヨーグルト・マヨネーズなど「トロミ」のある食材を使う。パサパサ、ポロポロ、サラサラしたものは、片栗粉やゼラチンなどで「トロミ」をつけるなどです。

なお、こうした料理は、時間と手間がかかるため圧力鍋を活用することをオススメします。

これによって、調理の時間を短縮できる上に、ガス代の節約にもなるため一石二鳥です。

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